弔問と会葬の
常識

西 蓮 寺

知らせを受けたら・・・・
 友人、知人、親戚の方の不幸を聞いたり知らせを受けたりしたときはまず駆けつけるのが礼儀です。
手伝いを申し出るくらいの心構えが必要です。しかし、それほど親密でない場合は逆に「取り込み中」
ということで迷惑になる場合があります。
◆先方の受け入れ準備を見守る心遣いが必要です。急ぎの弔問の時は香典や供物は必要ありません。
 通夜か葬儀の時でいいのです。服装は地味なものであれば平服で十分です。数珠は忘れないで下さい。

通夜・・・・
 通夜は遺族、親族、友人などごく親しい人たちが故人を偲び、一晩過ごそうという集まりです。
性格上内輪の集まりと思ってよいでしょう。通知を受けた方はなるべく出席するようにしたいものです。
◆席順にこだわる必要はありません。勧められたら仏前の近くでも構いません。
◆式後の通夜ぶるまいを受ける時は節度をもって早めに引き上げるのが礼儀です。
◆もし、死後三日目に葬儀を行う場合、一般には第一夜を近親者のみの仮通夜、第二夜を本通夜とし
一般の弔問を受けます。
◆お通夜に出席してもできるかぎり本葬儀も出席すべきです。

夜の服装
 通夜の席への出席は一般弔問客なら略式で十分です。親類縁者になりますと、とりあえず弔問とは違い
服装もそれなりに整えなければなりませんが遺族の方の服装に合わせてそれに習ってください。
あまり「立派過ぎる」のも気まずい思いをします。

葬儀・・・・
 葬儀の参列
一般会葬者はまず受付で記帳し香典を渡します。お香典は、台付きのふくさに包み受付の人に自分の名前を
向け、手渡すのが正式なやり方です。
 葬儀は開式の辞に始まりお寺様の読経、遺族、親族、葬儀参列者の焼香となります。一般会葬者のなかでは
別に順序があるわけではありませんので祭壇に近いほうから順に行えばよいでしょう。


 葬儀時の服装
  遺族親族は喪服を着ますがそのほかの人は略装でよいでしょう。
  男性は黒か濃紺のスーツに地味なネクタイ、黒靴下、黒靴。
  女性は黒か濃紺系のスーツ、ワンピースに黒靴。 なお、黒のスーツに白のブラウスは避けます。
  アクセサリーは付けるとしたら真珠。数珠は必ず持ちます。

弔問、会葬に出席できない時
 遠方にいて不幸を知った時はとりあえず弔電を打ち、葬儀には出席するのが原則です。
しかしどうしても参加できないときにはお悔やみの手紙を添えるようにしたいものです。
弔電もなるべく既成の電文ではなく自分の気持ちを表すようお奨めします。

香典
 故人との親しさの度合いや自分の社会的地位などを考慮して決めます。
多すぎても少なすぎてもよくありません。大体、一、三、五、の奇数のどれかを頭にした金額ということになります。
また何人かで出し合う「相乗り」ならこれにこだわる必要はないでしょう。
表書きは薄墨を用います。どの宗旨にも通用するのが「御香典」です。
差し出す時期はお通夜、葬儀、告別式などいつでもよいのです。機会を逸したらなるべく早めに。
中陰の法事でも仕方ありません。中袋には金額と氏名、普段御無沙汰しているときは住所も書いておくのが親切です。

香典返し
 普通頂いた金額の半分か、三分の一程度の品物を返すのが一般的です。

法事の準備
 法事は行うことに意義があります。無理をせずできる範囲で努めてください。お客様を招いてもおもてなし出来なくても
それはそれでよいのです。お寺様に参って頂くだけでよいのです。そのことを知っておいてください。
また、親しい肉親などは経費の一部を負担させて頂くという意味で多めに「御香典」を包むのもよいでしょう。

主催は長男、費用は分担。
施主は原則として長男がつとめますが、費用は兄弟で分担するのが現代的なやり方かもしれません。

予算と会場
 予算の立て方・・・まず規模を決めます。
招待の人数/場所の設定/会食費/引き出物/お布施
※お寺の本堂などは檀家さんが維持する公共の建物です。会場としてお借りする場合、
護持会の規定などがあると思いますのでそれに従ってください。
※お斎(おとき:仏事法会のときに出す食事)は省略しても構いません。和やかに雑談して終わる方法もありますし、
折詰めを持って帰ってもらう方法もあります。
※引き出物もなくてもよいのですが、仏様にあげたお供えを下げてお供え物として持ち帰っていただきましょう。
引き出物は「内のし」、「外のし」どちらでも構いません。帯は黄銀、または黒白、のし紙にも施主名。
故人の戒名と何回忌の供養かを書けば丁寧です。


引出物の包装の例
  包装の外側       包装の内側



お布施の額
 土地、お寺によって違いますので「志」として気持ちでお渡しすればよいでしょう。

※お布施はすべての行事が終わった後でお寺様にお渡しします。
別室などで施主からお盆などに載せてお渡しします。二人以上のお坊さんに来ていただいた場合、
それぞれ包み、旦那寺のお坊さんから渡して頂きます。不明な点はお寺様に尋ねてください。
※法事のお布施とは別にお寺様に仏具等の記念品を贈るのもいい機会です。先祖の戒名や施主の名前を
入れて納めてくれる仏具屋さんもあります。お寺さんと相談の上進めてください。
また物品ではなくある程度のまとまったお金を納めるしきたり(永代供養等)。法要を三十三回忌や五十回忌で
打ち切るときなどこの方法をお奨めします。
※法事の後の会食はお寺様が正客です。お寺様が先にお帰りになる時などは別に御膳料(お食事代)を
包みます。

日時の決定
 日時の決定は早めにしましょう。最低でも三ヶ月、普通は半年位前から事前にお寺様の都合を聞いて
日を決めます。くれぐれもこちら側から決めて相談することはしないでください。
参列者に考慮し、日曜日などに行う場合は混み合うこともありますので早めの日時決定をおすすめします。

所要時間
 おおむね法要と法話が一時間、お斎(おとき:食事)が一時間です。

服装
 一周忌などの時は施主は略礼。七回忌や十三回忌になると平服です。一般の参加者よりは軽い服装にならないよう
注意しましょう。

案内状
 誰の何回忌なのか?
 日時・会場・服装などの注文があれば記入します。
 故人の思い出などを添えるのも良いでしょう。
※法事の主役はあくまで故人です、お招きする人も主催者の交際範囲ではなく故人の交際範囲を中心に考えてください。

法事の配役
◆大掛かりな場合、これを決めると便利です。
仏壇係・・・お寺様の読経が始まる前に仏飯を供えたり灯明を点じ香を炊きます。
接待係・・・お茶菓子の接待などします。これらは法要の間は片付けます。

※法事に必要な供物は施主がそろえますが、それ以外にも参列者からの供物も供えるとよいでしょう。
白布で覆った小机などでよいでしょう。
※法事の供物や祭壇のまつり方で宗旨や地方で違いがあります。詳しくはお寺様にお聞きしましょう。

法事の当日
まず、お寺様をお迎えに行きます。到着されましたら一同黙礼で迎えます。
また遠方の場合は、お寺様の休憩や着替えに使う部屋も準備できるといいですね。


法事の御香典
 四十九日以前は「御霊前」
 四十九日以後は「ご仏前」となります。「お花代」「お香料」でも構いません。
金額については一般的に「志」でよいでしょう。
ただ、食事をいただくときは気持ち多めのようです。いずれにせよ結婚式や葬儀のときと比べれば多くはないようです。
 当日出席できない場合事前に「御仏前」を送ります。そのまま供えられるように不祝儀袋などにいれます。
現金封筒などに納まらないときは半紙などで包み、表書きをします。必ず手紙を添えてください。

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